鯉するフロントマン

現在旅館業従事、前ビジホフロントマン(元旅館予約)が業界の話と、CARPの話を

お詫び状を添削してみます-3 何故この言葉がない?

ほぼ必須と思われる二つがありません。

 

・本来でしたらお伺いしてお詫びするべきところですが、
 当文面にてお詫び申し上げますこと、お赦し(お許し/おゆるし)くださいませ。

 

 「略儀ながら、」という言葉もありますが、

 お詫び状では使わないのが望ましいでしょう。

 (略す、という行為を自覚している言葉です。お詫び状にはふさわしくありませんよね)

 

 「おゆるし」 ですが、字面/前後にある漢字をみてどの字を使うか考えましょう。

 私は 平仮名を好んで使いました。

 

・末筆ではございますが、◆◆様の益々のご健勝をご祈念申し上げます。

 無いのが不思議な程。

 このフレーズだけだとコピペ丸出し感もあるので、自分なりにアレンジしました。

 

 例えば、

 入梅を控え、寒暖差のある日が目立ってまいりました。

 昔から季節の変わり目はからだを崩しやすいといいます。

 どうぞおからだにはご自愛くださいませ。

       ここでも「からだ」とし、「体」「身体」とはしていません。

 

また、こんなフレーズもおすすめです(今回のケースにあわせます)

・本来でしたら、統括する立場にある私が気付き指導するべきところですが、

 ◆◆様からご指摘を頂戴し、より早く指導することがかないました。

 ◆◆様にご迷惑をお掛けしたことはお詫びするよりありませんが、

 他の皆様に同じご迷惑をお掛けすることなく、おもてなしが出来ますこと、

 お礼申し上げます。誠にありがとうございます

 

お詫び状に限らないのですが、ご指摘・ご意見・お叱りをいただいた時に、

感謝の気持ちを伝えることも大切です。

深くは語りませんが、大切です。

(大事なことなので、2度言いました)