鯉するフロントマン

現在旅館業従事、前ビジホフロントマン(元旅館予約)が業界の話と、CARPの話を

無題

幾人かの方は私の職場をご存知かと思いますが、
そうでない方が多いと思いますので。

私は『復興御宿 富双江葉大馬』シリーズの一つである
「塩原秘極の宿 葵」という旅館に勤めております。
原発事故のあった福島県の方々がおくつろぎいただける場所で
ありたい、という思いから旅館業に新規参入した会社です。
那須温泉に一号店が、塩原温泉に二•三号店があります。

富双江葉大馬 は、原発事故のあった地域である
一文字ずついただいて名付けられております。

昨日、この六市町村に住まわれていて、現在他地区で避難生活を
されている方々およそ150名様ほどを、グループ全館でお迎えすることが
できました。
皆様にこの宿泊会をご案内するにあたり、町役場の方々がウェブで告知
してくださいました。私も仮設住宅を訪ね様々なお話しをお伺いすることが
できました。

本日、皆様が無事チェックアウトされ、今一息つきながら、iPad
格闘しつつ、このブログを書いております。
私は27で旅館業に転職しましたので、15年以上この業界にいることに
なるのですが、昨日•今日ほど、この業界に携われたことを嬉しく思ったことは
ないでしょう。また、三年前とあわせて一生涯忘れることはないでしょう。

お客様を分けてはいけない、線引きしてはいけない、とは常に意識し、後輩•部下にも
言い続けていることですが、今回宿泊された皆様に仰っていただいた「ありがとう」
「美味しかったよ」など数々のお言葉には、普段とは違う嬉しさ•ありがたさを
感じました。
この日のために働いておりましたし、次の開催に向けてこれからも働くと思います。

とりとめのない文章でしたが、最後までお読みいただきありがとうございます。
ご要望がございましたら、当ブログ•ハイクでおこたえできれば と考えておりますので、
どうぞお気軽にお申し付けください。